TOP50第3戦
- 2016.07.12 Tuesday
- 19:01
こんばんは。
ようやくPC前にて文章が書けますわ。
今週は既に霞ヶ浦(マスターズ第3戦)に向けての準備もあって昨日から動きっ放し。
自分にとっては休む暇なんぞ無い方がやりやすいんですけど、さすがに七色戦の最終日は皆さん帰った後にしばらくダウンしましたよ…
やはり、最終日に陸上部ってのは逆に疲れますね。決勝に出ろってことですわ。
そのTOP50第3戦の七色ですが、ご存じの通り、初日に小森プロが7kg超というとんでも無いウェイトを出してきましたね。そして、ポールtoウィンです。ほんまに凄いですわ。としか言いようがありません。おめでとうございます。
では、自分が見た七色はどうだったのかというと、、、直前プラもプリプラもさほど変わりが無かったように思いました。
まだスポーニングベッドもあるにはあるし、フライ守りも多少減ったとは言えまだ少し居る。そして、この時期特有とも言える40〜50アップの20本ほどのスクールが少し増えたかなと。バックウォーターの魚は見えるには見えるけど、特段グッドサイズが多い訳でも無い上にキーパー〜30ちょっとの奴でもかなり難しい。
必然的にスクールのバスをサイトなり何なりで釣って行く事が必要になるのですが、直前二日間ではスクールの足を止める方法もこれと言って見つからず、たまたま立木で釣れた1kgほどのを元に掘り下げて行くことに。
ちなみに、直前プラまでは晴れでかなり暑く、水温も27〜28℃とかなりの真夏度合い。
初日は、曇りからのスタートとなりました。
やはりバックウォーターを目指す選手が多いということもあり、自分はスタートが遅いこともあって、いくつかチョイスしておいたベストな立木を攻めるプランを変更することも無くスタートしました。
釣り方は、ごくごく単純。某エコワームのノーシンカーを立木に向かってキャストし、延々待つ。放置。最低3分は放置。ヘタすりゃ5分は放置。
そして、ず〜っとラインを凝視します。タックルは、Fantasista REGISTA FRNS-67UL、Revo MGX2500SHにバニッシュ・レボリューション3.5ポンド。
「こんなライトなタックルで立木?」と思われるかもしれませんが、全て計算ずくです。
まずロッドですが、とにかくボートポジションを狙っている木から可能な限り離します。ボートの気配を感じ取られないためです。そのため、キャストの飛距離が必要になってきます。そこで、あの67という長さと軽い物でもキャストしやすいULというアクションが必要になってくる訳です。本来であれば、ピクピク用に導入したのですが、残念ながらピクピクには反応が今一つ(というか全然)で、こういう使い方にシフトとなりました。
ラインも太いと距離が出ない上に少しでも張ってしまうとラインの気配がバイトを遠ざけてしまいます。かと言って、これ以上細いとキロアップが来た時に強引に立木から引き剥がせない…この相反する二つをプラからずっと試した結果、この3.5ポンドに行きつきました。リールがRevo MGX2500SHなのは、もちろん早く巻き取れるためです。
自分が狙っていた特徴的な立木は湖に全部で6〜7本ほどあるのですが、プラのうちにノートに全て木の枝の向きや形をスケッチしておいて、どこにボートポジションを取ってどうキャストすれば巻かれること無く取れるのかというのも全て記録済みでした。
長くなりましが、スタート後に入った木でしょっぱなからキーパーが釣れ、そこから750、600とすぐに3連発。天候のこともあってか少しサイズが小さいですが、それでも予定通り1本の木から連発します。これは非常に気が楽になりました。
そして、また別の気に移動して、すぐにキーパーが2本釣れ、リミットメイク。
でも、問題はここから。想像以上にサイズが小さい。スクールを探しに行くのかそれともこのまま立木ランガン作戦で行くのか?
迷いましたが、とにかく600で揃えれば初日目標の3kgはクリア出来そうだったので、そのまま立木作戦を続行。
キロアップが出るほどのパンチ力は無いが、それなりに連発するので細かい入れ替えを繰り返して、最終的に最後の木でまた連発して1本600ちょっとのが入って終了。
微妙な表情なのは、思ったほどウェイトが伸びなかったことによります。
ちなみに、全部で15本以上は釣りましたが、あのタックルバランスで巻かれ切れやバラシは1本も無し。
初日も後半は弱い雨が降りましたが、それでも釣れたので「2日目は雨の予報だけど持つのではないか?と考えてしまったのが行けなかったのかなと思います。
27位。思ったよりも釣れてる試合になってるなと思いましたね。まぁ、1名のみ初日から宇宙に行ってしまった人も居ますが…汗;
明けて2日目。
土砂降りです。
初日帰着間際に通った池原放水口では18〜19℃ほどの池原の冷たい中層の水が大量に放出されていました。
本気の土砂降りの中、初日に手を付けなかった木からスタート。しかし、反応が無い。「放水口から一番近い立木だから影響を受けているな」と考え、最下流に移動。
そして、何とかキーパーをキャッチ。その後、初日に最初に入った木に移動して2本キャッチしますが、全くパワーが感じられない。そこから、延々ノーバイトが続き移動を繰り返します。
立木というシチュエーションは、ピーカンの時に一番機能します。シェードを形成し、その上でロケーション的にカレントが当たる場所にある(そういう場所の木をセレクトした)のが理由ですが、この日は全く裏目。
仕方なく、普通にバンクのドロップショットのカーブフォールに切り替えると、これまた数は凄く釣れるのにサイズが200g前後のものばかり。サイズを上げるべくDEX SC63Fを巻いてみるも、これまた釣れてくるサイズは同じ。言いようによっては”雨パワー”と言えるかもしれませんが…
結局、グッドサイズが混じること無く終了。
2日目のお魚写真は無し。1500gちょっとというローウェイトで単日47位。そして、総合は36位という成績で予選落ちとなってしまいました。
今回は釣り自体が二日間全くノーミスだったので、プラン自体が柔軟性に欠けた試合だったと痛感しています。「これで釣りたい」という欲に負けてしまったということです。やはりその日の良い魚はその日に探さないとダメという当たり前の事をしなきゃいけないですね。
そのノーシンカーの釣り方ですが、とにかく精度良く立木に投げ込み、本当にあとは延々待つだけです。
もちろん、カレントがある場合なんかは少し上流側に意識してキャストします。
ラインは一切張りません。ダルダルです。アタリもロッドで取るのではなく、ラインを凝視してラインが少しでも違う動きをすれば、スラックを巻き取って思い切り合わせてあとはゴリ巻きです。
バスであれば、キロアップでも意外と簡単に木から出てきます。また、オフセットフック(RYUGI ホビット#1)を使いましたので、根掛かりもありません。
バイトが無ければ、違う角度から投げ込みます。1本の木で360度の中からいくつか投げ込める角度がありますので、あまりこだわらず、1キャストのみで角度を変えて行きました。まぁ、1キャスト3〜5分なので、それくらいでないと他の木が打てません。
また、その日のGPSのズレ(気象条件で左右されやすいです)は桟橋で必ずチェック。
今回は先端が水面から出ていない木をセレクトしたので、これにズレがあるとノールックパスみたいな意味の無いキャストになってしまいます。
これから夏のピーカンでどうしようも無い時期なんかには使える釣りだったりするので、少し気に留めておくと活きることもあるかと思います。
年間はまた少しズリ落ちて26位。苦手なリザーバーのポストで5ptsでなくて良かったとプラスに捉えて、次の桧原湖ではもっと柔軟さを意識してもう一度上昇したいと思います。
応援してくださった皆様、ありがとうございました。